2007年08月19日

広報紙73号  2002(H14)年3月1日発

主な記事
   
・奈良県PTA研究大会
・県P常任委員会活動報告
・郡市PTA紹介コーナー
・ホームステイ参加者募集!
・広報紙コンクール

奈良県PTA研究大会

 PTA活動を通してこころ豊かな社会の実現を

 第45回奈良県PTA研究大会が、1月26日(土)に奈良県社会教育 センターで行われました。
肌寒い降雨にもかかわらず、県教育委員会 藤原教育長をはじめ、県同和教育推進協議会東浦会長、岡本新庄町助役等、多数の来賓のこ臨席を賜り、またPTA会員約500名を超える参加の中、盛大に開催されました。
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 21世紀の初頭の研究大会となる、2001年度奈良県PTA研究大会が「育もうこころ豊で 夢をもち たくましく 生きる子どもを」をスローガンに掲げ、開催されました。
 今、私たちは、「いじめ」「不登校」「学級崩壊」「非行」等の教育問題を抱えています。こうした状況を克服するために、来年度から学校週5日制が完全に実施され、ゆとりの中でこころ豊かで、主体的に「生きる力」に満ちたたくましい子どもの育成を目指しています。
 教育や学校はまさに変わろうとしています。このことは人を思いやる優しさに溢れた「こころ豊かな社会」をつくるとともに、辛いことや苦しいことに直面したときも強くたくましく生き抜くことができる子どもを育成することであり、この思いは私たちの切実な願いでもあります。
 それを実現させるためには、私たちPTA会員一人一人が現実を直視しながら教育や学校の変化を我がものとし、地域や家庭の教育力を充実させるとともに学校・家庭・地域が連携して子どもの教育に携わることが必要です。
 研究大会において、この願いを実現させるために県内各地の実践を交流し合い、真に子どもの幸せをつくり出すPTA活動を見いだすとともに各個人のPTAへの関わり、PTA活動の在り方等を問い直すことを趣旨とし、研修されました。
 開会行事の後、記念講演があり、午後からは4分科会に分かれ熱心な討議が行われました。
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記念講演

「21世紀における奈良県教育のビジョンと保護者の役割」

    奈良県教育委員会 教育長 藤原 昭氏

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【教育の考え方について】
 2002年4月からの学校教育の取り組み内容について、大きく分けて三つのポイントがあります。
 その一つ目として「学習指導要領の質が変わる」ということが挙げられます。具体的には、今までの知識だけの教育ではなく、子どもが自由に考え、体験し、学ぶ時問(総合的な学習)を組み込みます。
『自ら調べ・学び・討論」する』能力を身につけることを目指します。
 二つ目として、「ひとりひとりの個性を仲ばす学習」に取り組みます。学校週5日制の導入により、週あたり2時間相当の授業時間の短縮になります。
このため、全体のカリキュラムの約30%を減らし、週あたり」2〜3時問の「総合的な学習」を取り人れます。
一人一人に合った、個性を伸ばすことができる学習を実践します。
 三つ目には、「学ぶことの楽しさ、学ぶ意欲をつけさせる」ということです。
これからは、先生以外の方に講帥として学校でお話しいただいたり、校外に出て見学したりなどして、子どもたちが学習する意欲を身につけるような授業を展開していきます。

【教育改革のための中間提言】

 奈良県教育懇談会では、奈良県にふさわしい教育の在り方を求めて、建設的かつ率直な討議を行ってきました。
これより提出された五つの項目についての説明がありました。
1.家庭と就学前教育の充実に向けて
2.学力向上に向けて
3.学校の経営改善に向けて
4.高校の特色づくり
5.県民から信頼される教員を目指して

【県立高校の在り方について】

 県教育長より諮問を受けた県立高校将来構想審議会が平成13年9月に答申した県立高校の在り方についての概要 のお話がありました。
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733.jpg《第1分科会》
 子どもたちに米の大切さや農作業の大変さを実体験してもらい、米(食糧)のありがたさを理解してもらうことを目的とし、5年生の児童を対象に水稲作付け等による、勤労生産学習をPTA活動として行っているという発表があり、体験学習の大切さが話し合われました。

《第2分科会》
 心のふれ合いや郷土を重視しながら地域・家庭・学校とが連携し合い、子どもたちを育成しているとの発表がありました。PTA活動におけるさまざまな工夫について、意見を交流されました。

《第3分科会》
 橿原市PTAとして、安全管理に関する取り組みについて、活動内容の発表がありました。
質疑応答では、県内各市町村での安全管埋への対応の発表があり、活発な意見交換が行われました。

《第4分科会》
 大和郡山市PTA家庭教育委員「FEC」では、子育てに関わるさまざまな家庭での悩みやお母さん方の体験談等の意見交流の場『こおりやま子育てサロン』を開催しているとの発表があり、ふれあいの場の必要性を感じました。

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県PTA協議会臨時総会

 奈良県PTA協議会臨時総会が12月15日(土)、県社会福祉総合センターで開催されました。
今回の臨時総会は、規約改正について協議、審議がなされ、満場一致で可決されました。
 規約改正の主な点を掲載します。全文については、県PTAのホームページをご覧下さい。
(1)役員の選出
 理事及び事務局員の中から選出となっていたが、会員の中から選出する。選出方法については、細則で定める。

(2)同和教育推進委員会
 名称を「人権教育推進委員会」と変更し、現在の「障がい児教育委員会」を含めた委員会に変更する。

(3)常任委員会
 「青少年健全育成委員会」と「家庭教育委員会」を統合し、「教育問題委員会」とする。委員は各市町村PTAより1名ずつ選出する。

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県PTA協議会「常任委員会報告」

●青少年健全育成委員会、家庭教育員会 合同研修会

 来年度より青少年健全育成委員会と家庭教育委員会とがひとつの委員会として活動していくにあたり、子育てに関わっての合同研修会を11月10日に開催しました。

「最近の青少年の問題行動と保護者の対応」
    講師 県PTA協議会顧問  奥山 博康 氏

       青少年健全育成委員会 委員長 小島 宏之

 本年度、会員からの声をもとに、県PTA奥山顧問による講演会を開催しました。
 講演を聴く中で、子どもたもが変貌したのではなく、取り巻く環境・大人たちが本質を失っているのではないか。また、子どもたちとの関わりを周りの子どもたちにも広げていくこと、子どもたちに社会との係わりを感じさせていくことが、青少年健全育成につながっていくのではないかと考えました。

       家庭教育委員会    委員長 森川 茂則

 少年野球を通して、子どもたちの野球の技術だけでなく、生活の指導・心の指導もされているとのことで大変感動しました。
子どもの教育も野球と同じで、子どもが投げたボールを大人がしっかり受け止めてやり、またしっかりと投げ返してやることが大切だということがよく分かりました。
私は一人の父親として、「もっと子どもに関心を持たなければ」「もっと広い心で子どもを見なければ」と家庭教育についてつくづく考えさせられました。

●進路対策委員会
  進路に関する陳情書提出    委員長 池端 雅世

本年度の県PTA進路対策委員会の県知事・県議会・県教育長への陳情を11月28日に行いました。大変丁寧な回答をいただくとともに、真剣に子どもたちの教育について考えていただいていることを強く実感しました。
 いよいよ学校週5日制の完全実施等のゆとりの教育が始まろうとしています。つまり今まで、私たち保護者が学校や先生にまかせっきりであった子どもたちが、家庭に帰って来ることで、家庭教育に対する責任が大きく問われることとなります。
進学は、確かに人生にとって大きな分岐点ですが、決して「進路イコール進学」ではありません。生涯を通した、真に豊かな進路(人問関係や夢)を子どもたちと一緒に考え、語り合える時間を設ける心のゆとりを私たち保護者は必要とされているのかもしれません。

●障がい児教育委員会
  大淀養護学校にて見学研修   委員長 田川 良一

 平成12年度は二階堂養護学校、13年度は12月5日に大淀養護学校での見学研修を実施しました。
 研修に参加するたびに、先生・子ども・保護者の各自の大変さをいつも感じ、自分は何をしているんだろうと思ってしまいます。あんなに明るい子どもたちの未来を考えた時、まだ社会は十分に開かれているとはいえません。
本当にこれでいいのかと考えながら、常に子どもたちの将来を見据えて、今後も活動を展開していきたいと思います。

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PTA活動紹介コーナー
〈御所市〉葛城小学校PTA「学級活動発表会」

 PTAの充実強化をめざして、会員相互の学習活動や社会活動を活発にするために、各学級PTAで取り組んだ内容を まとめ、報告する学級活動発表会を毎年2月に行っています。
昨年度で、29回の歴史があり、本PTA活動の核ともいうべき事業となっています。


 昨年度の発表会の内容を簡単に紹介します。
『お互いの思いを大切にしよう」という全体テーマを基に、各学級PTAで活動テーマを決め、一年間取り組みました。
 各学級PTAのテーマは・・・
  1年 『思いやりいっぱいの仲間になろう』
  2年 『手をつなぎ豊かな心の輪を広げよう』
  3年 『自分がすき!友だちがすき!ぬくもりのある学級』
  4年 『人と自然とのふれあいを通してお互いを思いやろう』
  5年 『フレッシュな気持ちで友だちをより身近に』
  6年 『わかりあおう みとめあおう 19人の心を』

と決められ、取り組まれた活動内容が各学級役員より報告されました。その後、研究討議に移り、指導講評を受けました。
 今年度は、『相互の現解を深め心を一つに合わせよう』という全体テーマの基に、答学級PTAに取り組んでいます。
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4年学級PTA活動報告では・・・
ケナフで紙すき『人と自然とのふれあいを通してお互いを思いやろう』

 第1回学級会を持ち、上記の学級活動テーマと、「総合的な学習からのケナフの紙すき」「カレーライスとサラダづくり」の活動内容を決めました。学級園とそれぞれの家庭でケナフを植えて育てることになりました。

 一年間の活動を終えて

 総合的な学習の延長線での学級活動。それは、一粒の種植えからでした。先生と12人の子どもたちは、ケナフの種を植え、支柱を立て、雨の日も暑い日も世話をし、夏休みの間も水やりを続け、立派なケナフを収穫してくれました。
 親子で同じことをして時問を過こすことが少なくなってきている今、家でもケナフを植え、水をやり、刈り取り、紙をすくまでのいろんな過程を共有できたことは、大変よい機会だったと思います。
そして、どんな紙でも一枚を大切にしなければならないということが親も子も分かったことに感謝しています。
 そして、せっかく出会ったケナフなので、今年限りでなく、何らかの形で来年、再来年へと続けられたらいいのになと思っています。
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〈吉野郡〉国栖小学校PTA「地域に根ざしたPTA活動」

 永年にわたり、地域杜会と連携を図り、地域に根ざした、また地域に愛されるPTAとして、多様でかつ活発な活動を展開しています。一年問を通してさまざまな事業を行っていますが、その一部を紹介します。

■文化鑑賞会
 豊かな文化に子どもがふれることができるように、PTA主催による文化鑑賞会(毎年開催)を開催しています。
高齢者の方だけでなく、地域全体に働きかけ、多くの地域の方の参加を得、ともに楽しんでいます。 (11年度はマジックショー・12年度は人形劇)
この活動を契機として、逆に高齢者の方々が「七夕集会」を開き、子どもたちを招待し、楽しませてくれています。

■ユニセフ募金活動
 6年前から開発途上国の恵まれない子どもたちを救うために、各家庭のアルミ缶を収集し、ユニセフに募金する活動を始めました。
初めはPTA事業として出発しましたが、現在は学校の児童会活動と協同で行い、子どもでは無理なアルミ缶運搬等の作業を分担しています。
換金した金銭は、ユニセフ奈良県支部の方にお越しいただき、贈呈式を実施し、手渡しています。

■河川美化運動(クリーンキャンペーン)
 8月末の日曜日、吉野川沿いで実施される町内各地区単位の活動です。
その活動で子どもの郷土を愛する心を培おうという趣旨で、親子で参加することにしています。毎年、ほとんどの家庭の参加があり、それぞれの地区で工夫した活動が行われています。
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 国栖小学校PTAは、このような活発なPTA活動が認められ、昨年11月16日に日本PTA年次表彰式にて文部科学大臣表彰を受賞されました。
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平成13年度 広報紙コンクール
 平成13年度広報紙コンクールを次の通り実施します。奮ってご応募下さい。
◆応募資格
 @県PTA所属の幼・小・中PTA発行の広報紙
 A年間2回以上発行のもの
◆応募方法
 平成13年度発行のすべての号をひとつに綴じたものを2部送付して下さい。
◆応募締切
 平成14年5月2日(木)必着
◆送付先
 〒639−2135
 北葛城郡新庄町寺口 県社会教育センター内
 奈良県PTA協議会事務局宛 ◎県PTAで審査し、優秀作品を表彰します。
(但し、作品は返却できません。)
 詳細は県PTA事務局までお問い合せ下さい。
         TEL0745−69−6950
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 県PTA協議会 広報研修会を開催
    5月15日(水) 天理市文化センター
    5月29日(水) 県社会教育センター
※詳細については、単位PTAにお送りいたします要項をご覧下さい。
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奈良県PTA協議会  異文化体験国際交流事業

《ホームステイ参加者募集!》
735.jpg●研修期間 2002年7月25日(木)〜8月5日(月) 12日間
●研修地及び募集人員
 @ニュージーランド(オークランド近郊) 小学生 90名
 Aイギリス(レミントンスパ近郊)    中学生 90名
●参加対象者
 ・小学校4年生〜中学校3年生(2002年4月1日現在)
 ・奈良県PTA協議会所属の単位PTAに在籍する児童及び生徒に限る
●募集方法
 4月中旬頃に単位PTAに募集要項をお送りいたします。
プログラムや費用等の詳細について、要項をご覧になった上でお申し込み下さい。応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

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◆編集後記◆

 今回が平成13年度最後の広報紙となります。
 県PTA広報紙の制作においては、奈良県PTA協議会の方針や活動内容を報告すると共に、各郡市や単位PTAの取り組みについても、紹介させていただきました。
記事内容については、委員会のメンバーで真剣に討議し、会員の皆様が知りたがっている内容を掲載するよう取り組んでまいりました。ご覧になり満足いただけたでしょうか。
 当広報紙では、各単位PTAへは、実費で配布されており、すべての会員に配布されているわけではありません。そこで制作した広報紙の記事内容は「奈良県PTAホームページ」でも紹介されていますので、ぜひご利用下さい。
 今後の広報活動のあり方として、広報紙で記録に残す記事をお届けしながら、ホームページ上でも広く紹介するとともに、皆様方から記事にして欲しい意見を頂戴し、内容に応じ広報紙とホームページで情報発信を行う形が望ましいと考えます。
 県PTA広報委員会は、今後も「会員にPTA活動の情報交流の場を提供する。」を基本とし、鋭意取り組んでまいります。来年度も引き続き宜しくお願いいたします。

             (広報委員長 吉村 誠)
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 発  行  所                 
・県PTA研究大会
  奈良県PTA協議会                 
・常任委員会活動報告
  奈良県北葛城郡新庄町寺口   印刷所        
・郡市PTA紹介コーナー
  奈良県社会教育センター内    日光印刷株式会社 
・ホームステイ参加者募集
   発行者 内田 リカコ              
・広報紙コンクール





posted by 奈良県PTA at 16:07| 県P広報紙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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